Shoji

JJがいなくなって、私は1人で色塗り作業。何を色塗りしているかというと、2017年のSwiss Art Awardで展示したフレーム。このフレームは展覧会が終わって、山に再び持ってきたのだけど、置き場所がないので、ずっと屋外に置いておいたもの。ゼノから捨てろと何度も言われていたのだけども、仕事でお世話になっている会計士さんに、このフレームを使って、事務所の引き戸(片面に紙を貼るので、最終的には「障子」)を作って欲しいと頼まれた。

フレーム自体は、村の大工さんが作ってくれたのでしっかりしているが、引き戸となると、それ自体が安定しなくてはいけないので、再び村の大工さんに頼んで補強してもらう。補強材も、残りの使わないフレームを切って再利用。4枚あったフレームが2枚となり、無駄なく新しい物となりました。

2枚の引き戸は、天井からレールで吊るして滑らせる。そして、現場で、私が障子用の紙を貼る予定。障子貼りは、以前も父と一緒にやって要領を得てるが、紙を適度に引っ張りながら同じ力で貼るのって難しい。

塗り作業も終えて、梱包もし、あとはチューリッヒに運ぶだけ。
旅するフレーム。
Andeer→Mathon→Basel→Mathon→Andeer→Mathon→Zurich