ジュネーブの大きなアトリエのホールで、JJが2台のピアノと演奏。1台は「ピアノカクテル」。鍵盤を弾くと、それぞれの音が異なるカクテルを作る。ボリスビアンの「泡沫の日々」に書かれているピアノそのもの。
もう一台は、音楽家ナンカロウの難解な曲を弾く「自動ピアノ」。ドイツ人の音楽家が、ピアノにもう一台のピアノを取り付けて、穴の空いた長い紙を挟んで、ペダルを踏んで演奏する。説明が難しいけど、私も初めて見る(聞く)ピアノで、とても複雑な音を出す。
この2台のピアノの間をJJが行き来しながら、時にはピアノと一緒に即興演奏し、夜が更けていきました。