Charlotte Perriand

Foundation Louis Vuittonで行われているシャーロットペリアンの回顧展を見に行く。ここは、持ち物のチェックですごい並んだ。どこもテロ防止のためにチェックが厳しくなっている。

チューリッヒでも以前行われてた展覧会だけども、家具だけでなく、彼女が設計した住宅や休暇村の図面もあって興味深かった。コルビュジエに対して、女性らしさというか、所々にさりげなく曲線が使われている。思わず触りたくなってしまうデザインのものが多かった。

このFoundation Louis Vuitttonは、ゲーリーの設計。ファサードは主張が激しく、中の動線はメチャクチャだし、なんだか落ち着かない建物でした。外の水場は唯一ホッとする場所だった。

paris

まりっぺがフランスのペルピニャンでSavateの決勝。惜しくも優勝を逃すが、準優勝でもすごい! 試合が終わってパリでしばらく練習するというので、1人で会いに行く。お昼にリヨン駅について、Bastilleのマーケットで早速、牡蠣を食べた。スイスでは滅多に牡蠣は食べられないので、パリに来たらやっぱり食べてしまう。

まりっぺと会うまで時間があったので、ひたすらセーヌ沿いを歩いて、レアールの本屋さんへ。クリスマス前の日曜日ということで、すごい混雑していたけど、気にせず、本を沢山買いました。スイスは本もフランスの倍ぐらいの値段。

夜、まりっぺに再会。顔の青あざが痛々しく見えたが、怪我はなく、安心しました。他のSavate選手たちも一緒にOdeon近くの中華レストランへ。食べたいものを沢山頼んでみんなでシェア。

Winter

ジュネーブのコンペの仕事のために、1人で山に籠る。
晴れの日、雨の日、雪の日、天気が毎日変わる。

カミュの「ペスト」を毎晩、お風呂に入りながら読んだ。書かれた当時はナチズムを暗に批判しているということだったが、今読んでみても、現代に通じるところがある。ナチズムの形が変わっただけで、「ペスト」なるものは、今尚、世界中に蔓延している。戦争を続けている人間の愚かさを、不条理な世の中を、スイスの山奥のお風呂の中で思い巡らしました。

191024

43歳になりました。午前中はお茶のお稽古、午後は仕事、夜はJJと一緒に家の近くのシリアレストランでお祝いをした。いつも、テラスでミントティーを飲むだけで、ここで食べるのは初めて。豆や穀物類が豊富で、とっても美味しかった。2人で食べきれない量のプレートで、大満足。

週末は天気が良かったので、JJと散歩。冬時間になって、日が短くなってきている。これからも健康に気をつけ、家族、友達と仲良く過ごしていこう。

 

Josefwiese

今日は朝から、近所でデモがあったり、家の前では地域のお祭りがあったり、賑やかな1日だった。日本へ行く準備も大体済んだので、夜は近くの公園でピクニック。夕焼けを見ながら、JJと夏の終わりを過ごした。

障子の設置も日本へ行く前に無事終わり、クライアントの方も、一緒に仕事をしたメタル職人さんも、仕上がりに大満足。また次の仕事に繋がりますように。

Shoji

マットンの山からトラックで、障子のフレーム(大きな引き戸)を持って帰ってきた。この天井からレールを吊り下げる。2枚のフレームの紙貼り作業は、準備も含め、計6時間ぐらいかかった。無事、穴を開けることもなく、障子完成。床で作業していたので、翌日は筋肉痛。

chaos

金曜の夜、家の窓から見えた風景。コンクリの成形作業を今日中に終わらせないといけない工事の人達と、なぜかゴミ袋を持って、ゴミ箱の前で写真撮影をしているドラッグクイーンの人達。二つの異なる世界。結局、工事の人たちは夜10時すぎに作業を終えた。

Shoji

JJがいなくなって、私は1人で色塗り作業。何を色塗りしているかというと、2017年のSwiss Art Awardで展示したフレーム。このフレームは展覧会が終わって、山に再び持ってきたのだけど、置き場所がないので、ずっと屋外に置いておいたもの。ゼノから捨てろと何度も言われていたのだけども、仕事でお世話になっている会計士さんに、このフレームを使って、事務所の引き戸(片面に紙を貼るので、最終的には「障子」)を作って欲しいと頼まれた。

フレーム自体は、村の大工さんが作ってくれたのでしっかりしているが、引き戸となると、それ自体が安定しなくてはいけないので、再び村の大工さんに頼んで補強してもらう。補強材も、残りの使わないフレームを切って再利用。4枚あったフレームが2枚となり、無駄なく新しい物となりました。

2枚の引き戸は、天井からレールで吊るして滑らせる。そして、現場で、私が障子用の紙を貼る予定。障子貼りは、以前も父と一緒にやって要領を得てるが、紙を適度に引っ張りながら同じ力で貼るのって難しい。

塗り作業も終えて、梱包もし、あとはチューリッヒに運ぶだけ。
旅するフレーム。
Andeer→Mathon→Basel→Mathon→Andeer→Mathon→Zurich

 

vacances

JJと一緒に山へ。これが私たちの夏休み。晴れたり、雨が降ったり、変わりやすい天気だったけど、散歩をしたり山の猫「クロード(本名トム)」と遊んだり、のんびり過ごした。JJが先にチューリッヒへ帰ったら、クロードは家に寄り付かなくなった。分かりやすい猫だなあ。

Locarno

日帰りでロカルノへ。朝早い電車に乗って、ロカルノの隣町でJJと用事を済ませ、近くでバカンス中のジュネーブの仲間たち(ブルックス、マルタン、マルタンの家族)とランチ。ロカルノは映画際で有名なイタリア語圏の町。バカンスの保養地なので、周りはドイツ人、もしくはドイツ語圏のスイス人ばかりだった。聞こえる言葉もイタリア語よりもドイツ語の方が多くて驚いた。という私たちも大声でツールドフランスの話をしたりして(ブルックス、マルタン共に自転車大好き)周りからは同じように「フランス語圏のバカンス客が」と思われていただろう。それにしても、みんなリラックスして、いい笑顔。

水着を持っていっていたので、ランチの後は、ブルックスと一緒に湖でひと泳ぎしてリフレッシュ。みんなはその後、ルガーノに戻り、私とJJは電車でチューリッヒへ戻りました。

sommer!

大学時代の友人がミラノからマットンに遊びに来た。海外の一人旅が初めてというので、電車とバスの乗り継ぎが大丈夫か心配していたのだけども、無事、マットンまで大きなトランクを抱えながら到着。

大学を卒業してからもコンタクトを取っていたけども、こうやって2人っきりでゆっくり過ごすのは初めて。天気も良かったので山(森)歩きをしたり、レンタルロバに遭遇したり、ウィスキーを探し求めたり、色んな話もして濃厚な楽しい一時を過ごしました。

日曜日は、チューリッヒに戻り、JJも一緒にフォンデュを食べて、翌日朝早く、ミラノ空港行きの電車に乗って行きました。今頃、ドーハに着いているかな。

今晩は、JJの友人夫婦が遊びにくるので、タコ焼きパーティー。夏、満喫中。

cardon

ジュネーブで買った野菜の種を植える。cardonは、スイスフランス語圏では、よく食べられる野菜。棘があるが、グラタンにして食べると美味しい。今年の冬に、食べられますように。

Pastel de Nata

ジュネーブで、朝ごはん。ポルトガル人が営んでいるカフェへ。甘いカスタードクリームのタルト。1個で十分栄養が取れる。ジュネーブは、国際連合や、各国の領事館が集まる町なので、スイスで一番国際的な町。

日本料理はもちろん、アフリカ、韓国、インド、タイ、中華料理屋がある。スイスらしいフォンデュレストランもあるけれど、専ら観光客用。このポルトガルカフェは、食べ物も美味しいので、ジュネーブへ行くと毎回、立ち寄る。

 

Festival aux cropettes

コンペ提出を終え、ほっと一息。週末はジュネーブで例年行われる、ジャズフェスティバルへ。駅裏の大きな公園のオープンエア。世界各国料理のスタンドが出ていて、ピクニックしながら、音楽を無料で聞ける。JJもここで演奏するのは、3年ぶり。

若いネルソンが率いるグループ「dreamers」に呼ばれたJJ。フェスティバルの最後を飾る大トリで演奏。この日も、午後から大小二つの舞台で、コンサートが交互に始まり、dreamersの演奏が始まったのは夜11時を過ぎていた。

JJはトロンボーンとサガット(ミニシンバル)。ネルソンとファビアンは、コンピューター、ロビンはギター。4人が演奏するや否や、雷が鳴り始め、大雨が降り出した。聴いているお客さんたちも、濡れないように、屋根のある舞台に上がって、音楽を聴き続けていた。

ここしばらく、スイス中、暑かったので、これは恵みの雨。雷も鳴り止まず、彼らの音楽の一部となっていた。みんな、びしょ濡れになりつつ、踊り続け、不思議な高揚感でフェスティバルは幕を閉じた。