sennerei

「ふちがみとふなと」2日目のコンサート会場は、牛小屋の隣の元チーズ(保管)小屋をゼノの両親が改築したアトリエ。原鳥のプロジェクトで、完成お披露目会なので、地元の人はもちろん、建築家、仕事に関わった多くの人たちが来た。牛小屋も見学する人が多くて、その度に階段の上り下りをして、筋肉痛になる。

小さなスペースに、みんな床に直に座って2人の音楽を楽しんだ。ゼノの義理のお兄さん、ジョルジュの十八番「オーシャンゼリゼ」のリクエストがいつ入るか、どきどきしてたけども、今回は2人の歌に合わせて歌って踊るだけでした。

お披露目会は、夕方に無事終了。夕飯は、昼ごはんの残りを温め直し、みんなで食べ、早めに布団に入る。

Neko to Fuchigami to Funato

2年ぶり、14回目の「ふちがみとふなと」の吉田ハウスレーベル社員旅行がありました。今回は5日間の滞在で、チューリッヒとマットンで2回のコンサートを決行。

1日目は、チューリッヒの「ヘルシンキクラブ」で演奏。この日は、JJと博史さんのデュオ「Neko」が1セット、純ちゃんと博史さんの「ふちがみとふなと」が後半1セット。ここで演奏するのも、もう10回目ぐらい。なんと、マンチェスターから1人で来たファンがいて、驚いた。翌日のマットンのコンサートも、一緒に行く人を探して、車でくることになった。ふちがみとふなと愛、強し。

JJも博史さんと楽しんで演奏していた。最後に3人で弾いた「アフリカのお手伝いさんのうた」がとても良かった。

Prix Lignum 2018

Prix Lignumの表彰式へゼノと行く。マットンの牛小屋が、スイス国内でここ3年間に建てられた木造建築(新築/改築)の中で、スイス東地区の特別賞に選ばれたのだ。

表彰式は、チューリッヒとマットンの間に位置するランドクワートという町の大きな木の工場内で行われた。

州からは114件の応募があり、その内のベスト10。審査がある時、私はたまたまマットンで仕事をしていたので、審査員に建物についてだけでなく、牛小屋の歴史の話もすることができた。彼らも、外から見るのと、実際に中に入ってみると違うことに驚いていた。

表彰式の後は、アペロ。マットンに来た審査員の人とも色々話す。1位から3位までは、巨大な木造建築で、受賞の裏には、なんだか政治が関わっていそうなのだけど、その中でも牛小屋は、異色を放っている。木が持つ、強さとしなやかさを見せている。

審査員との話が弾んで、案の定、帰りの電車に乗り遅れる。30分かけて駅まで歩いて、チューリッヒへ戻りました。

JJ 60!!

 JJの60歳の誕生日をマットンでお祝いしました。ジュネーブから電車で6時間かけてきてくれた友人たち。マットンの学校施設を借りて、泊まりで。ディナーはJJがリゾットを作って、山のお肉と一緒に。JJの友人エルベは、到着早々、森の中へ入って、あっという間に色々な種類のきのこを沢山採ってきてくれた。私はありつけなかったのですが、みんな美味しく食べてた。

ご飯の後は、JJも交え、音楽セッションが始まった。私もギターを弾いて聖子ちゃんの「赤いスイトピー」を友人有志たちと歌ってプレゼントにしました。意外といい歌。

翌日朝も、のんびりブランチ。JJも友達とこうやってお祝いできて、嬉しそうだった。午後のバスでみんなそれぞれチューリッヒ、ジュネーブへ帰っていきました。

JJ、60歳、おめでとう! これからも変らず、そのまま年を重ねていって下さい。

Visp

スイスで初めて働いた事務所のボスに仕事の相談があったので、Vispへ行く。ボスと久しぶりに会って、話を聞かせてもらって、お昼も一緒に食べる。チューリッヒへ戻る前に時間があったので、この事務所で最初に携わった建物(プール、キャンピング、カフェ施設)を見に行く。ボス曰く「いい雰囲気で(建物が)老いているよ」とのこと。何度も通ったヴィスプの川沿いを歩くこと10分。カフェの部分が拡張されたが、それ以外はほぼ昔のままの姿をしている。

17年前に、パリからヴィスプへ引っ越して、最初に参加したコンペ。10年、ひと昔というけど、本当に懐かしい。今も、この建物が地元の人に愛されているのを見て嬉しくなった。ボスも忙しくて、お互いの近況報告して終わってしまったけど、彼の事務所で働けて良かった。私もこの建物のように、いい雰囲気で年を重ねていきたい。

Prix Lignum 2018

マットンの牛小屋プロジェクトがPrix Lignumの賞を貰いました。Lignumはスイスの木材を促進する会社で、3年毎にスイス国内で建てられた木造建築に賞を与えている。建った後もまたこうやってどこかで評価されるのは嬉しい。今月末に授賞式があるので、行ってきます。

Link > Prix Lignum

Genève

ベルギーのはるちゃんファミリーが、南仏からの帰り道スイスへ寄るというので、ジュネーブで会うことになった。久しぶりに子供たちとも再会。みんな、すっかり大きくなってびっくり。

私も水着を持っていったので、みんなで湖で泳いで、お昼はパキ(海水浴場)のテラスで食べた。おしゃべりも弾んで、短い時間だったけど、楽しかった。夕方、私はチューリッヒへ、はるちゃんたちは、ベルギーへ戻りました。次会えるのはいつになるか分からないけども、お互い健康に気をつけてマイペンライでいこう!

chaleur

先週は1人でマットンへ行って、涼しい中で仕事。チューリッヒへ戻ってきて、暑さで朦朧となる。事務所で座っているだけでも、汗をかく。扇風機もないので、窓からの入ってくる自然風のみで今のところ耐えてる。毎晩、寝つきも悪いので、ここ最近はイタリアのテレビ番組(Gomorra)を見ている。ナポリのマフィアの話。怪談話のように、リアルに怖くて、少しばかり涼しくなる。

Shiso sirup

赤い満月からの「赤紫蘇シロップ」。たまたま、ゼノからたくさんの赤紫蘇を貰ったので、夏バテに効くシロップを作りました。あー、美味しい。煮詰めて搾り取った残りの紫蘇は乾燥させて、ふりかけにします。

la lune rousse

昨晩は月食と赤い満月を見た。ついでに火星も。(写真左側に小さく見える)夕飯を終えてから、JJといつも行く高台の公園へ行く。普段は誰もいない公園なのに、昨日は望遠鏡を持ってきているグループや若者たちで溢れかえっていた。みんな、考えることは一緒。アイスを食べながら、蚊に刺されながらも、しばらくの間、赤い満月を見ていました。次、見られるのは120年後だそう。地球はそれまで、あるのかなあ。

canicule

猛暑が続いている。家にも事務所にもクーラーは無いので、全ての部屋の窓の雨戸を閉めて、風だけ通す。事務所は西側に面しているので、午後の終わりはカーテンを閉めていても、照り返しで暑くなる。水分をたくさんとって、熱中症防止。

8月1日のスイスの建国記念日も、各地で花火禁止令が出ている。山が乾燥しているので、花火から引火して山火事になってしまうので。温暖化の影響で、世界中の気候が変わりつつある。日本の大雨や台風も、心配です。

sommer

チューリッヒも暑い日が続いている。夜になるとやっと涼しくなる。友人宅へ呼ばれ、屋上で夕日を見ながらのご飯。美味しかった。我が家の屋上は、個人所有で出られないが、チューリッヒの古いアパートは屋上に共同スペースがあるところが多い。みんな短い夏を楽しんでいます。

le tour de France/coupe du monde

スナック好きのブルックスは、それ以上に自転車好き。家にも5台あるそう。そのブルックスが熱く「ツールドフランス」について色々教えてくれた。本当の試合を見るのは実は初めて。そういえば毎年、山を走っているなあ、ぐらいの軽い感じだったのだけど、ルールを知ってから見ると、とても面白い。

ブルックスが帰ってしまった後、JJと一緒に椅子を並べて観戦。この日は「地獄の石畳コース」。北フランスの歴史的にも古くて細い石畳のコースを時速60キロ位で走る。走行中のクラッシュがあったり、番組内でも地域の場所を詳しく教えてくれるので、最後まで見ていて全然飽きる事がなかった。選手の顔がサングラスでみんな殆ど同じに見えるが、慣れてくると特徴的な選手の見分けがつくようになった。

午後のレースが終わったら、今度はワールドカップの決勝戦。フランスとクロアチア。これもJJと一緒に、時々ヤジを入れながら見ました。フランス優勝おめでとう。クロアチアおつかれさま。

午後から夜まで、天気もいいのに、一歩も外に出ないで山でインターネットの前で過ごしてしまった。。。反省。ツールドフランスは、後半の山岳コースになって、増々面白くなってきてる。ブルックス、色々教えてくれてありがとね。

kumo

録音も終わり、ドラムのエマニュエルは、録音機材と共にベルンへ戻りました。私より10歳年下だけども、しっかりしていて、それでいて、流れるような音を出す。ブルックスは、常にスナックばかり食べている坊ちゃんだけども、JJとエマニュエルの間に入って素敵なバスラインを奏でていました。

エマニュエルの帰った後は、隣村にみんなで散歩したり、山歩きもして、山生活を満喫。

3日間の録音は、これからミックス、マスタリングしてCDにする予定。楽しみ。JJ、ブルックス、エマニュエル、お疲れさま!

dîner

「Kumo」合宿中。録音作業が終え、みんなでご飯を作る。メニューは山のお肉とポレンタ(トウモロコシのリゾットみたいなもの)。フランス対ベルギー戦を、食事しながら観戦。残念ながらベルギーは負けてしまったが、いい試合でした。

kumo recording

去年、バーゼルの展覧会で生まれたトリオ「kumo」がマットンでレコーディング。コントラバスのブルックスはジュネーブから、ドラムのエマニュエルはベルンから、楽器と録音機材を各々持ってきた。3日間の予定で集中録音。

世代も住んでる場所も違う3人が、音楽でコミュニケーション。私は、こっそり音を立てずに彼らの音楽を聞いてます。時々外からの農家のトラクターの音が聞こえるけれども、コンサートを1人占めしているような感じ。牛小屋の音響効果、とてもいい。

mathon

コンペの模型も提出し、1人で山に来ています。今日は朝から天気も良くて、午後は少し散歩。日差しが強い。夕飯も早めに食べて、ワールドカップを見て、お風呂に入って、充電もほぼ完了。明日、チューリッヒへ戻ります。

picknick

JJが休みの日曜日。午後からピクニック。今はW杯も始まって、町中賑やかだけども、この公園は誰もいなくて静か。天気がいいとアルプスも見える。

takoyaki

JJが無事、ミャンマーから帰国しました。帰国祝いも兼ねて、ずっと使っていなかった「たこ焼き機」を使って、たこ焼きパーティー。実家から、誰も使わないからと、貰ったもの。箱付き。

箱の裏に母の実筆の書き込みを発見。1984年4月26日と書かれている。このたこ焼き機を買った日付か、作った日付かは、今となっては聞くことができないけども、34年前の日本の家で使っていたものを再びチューリッヒで使うことになるなんて。

丸い穴が少し小さいけども、油をたくさん敷いて、クルクル回しながら、焦げも気にせず、焼いて、たこ焼き完成! 最後は具材のたこやシーフードのみを焼いて食べました。

JJも初たこ焼きで「月に1回作って欲しい」と大変気に入った様子。いろんな具材で作ってみよう。