レコーディングが終わり、最後のご飯は、山のソーセージと野菜を外でグリル。1週間ずっと雨や曇りで(JJは生粋の「雨男」)、最後の最後にみんなと一緒に外でご飯を食べられることができて良かった。JJ、マルタン、ジャン、お疲れ様でした。
architecture & music
レコーディングが終わり、最後のご飯は、山のソーセージと野菜を外でグリル。1週間ずっと雨や曇りで(JJは生粋の「雨男」)、最後の最後にみんなと一緒に外でご飯を食べられることができて良かった。JJ、マルタン、ジャン、お疲れ様でした。
JJのプロジェクトdialogue(s)のレコーディングをマットンで行う。ジャンとマルタンが、ジュネーブから車でレコーディングに必要な機材を運んできた。ジャンは、スイス人だけれど、山小屋のあるグラウビュンデン州に来るのが生まれて初めてだそう。同じスイスでも、ジュネーブから山小屋までは車で5時間ぐらいかかる。
今年はコンサートが立て続けにキャンセルになったりしているので、こうやって少しでも音楽家が活動できることはいい。日中は録音し、早めに終わった日は、近くを散歩して山生活を満喫した。私は賄い担当。みんな、山のお肉やチーズをよく食べる。
JJとマルタンのDuoのコンサートがジュネーブの公園で行われた。名前だけを聞くと恐ろしい感じのDuoだけども、演奏する音楽はフリージャズ。マルタンは20年以上の付き合いがある友達。時々雨が降ったりしたけど、野外でアコースティックで聞く音楽はいい。ジュネーブの友人も沢山来て、コンサートが終わったあともずっとみんなでおしゃべり。夏のいい思い出となりました。
因みに、この公園にはレバノンから1000年位前に持ち込まれた、スイスで一番古い木が生えている。また市民農園もあり、ジュネーブ住民の憩いの場となっている。
山から戻ってきて、今度はジュネーブでJJのコンサートがあるので、その前に、以前から見たかったコルビュジエの湖の家を見学しに行く。週末だけ見学できるので、結構な人が見に来ていた。20年前に、外側だけ見学したけれど、今回は初めて中に入ることもできて、感無量。
元は、コルビュジエが両親のために建てた家。両親は山岳地方出身だから、湖で泳ぐことはなかったそう。(日本語を話せるガイドさん情報)。部屋自体はとても小さいのに開放的で、シンプルな造りが、後のカップマルタンの別荘にも通じるところがある。この建物が建てられた時(1923)は周りの風景に合わないと反対を受けたらしいが、およそ100年経った今は風景に溶け込んでいる。
スイス出身のコルビュジエは長い間フランスで活躍していたのでスイス人とは思われていない。彼は、ヴィシー政権、ナチ、また共産主義の人たちにも協力しているので、人間的には尊敬できない。でも、こうやって両親のために作った家を見ると、至る所に両親への愛というか、彼らが心地よく暮らせるように工夫がされており、特に、庭のテラスには壁が建てられているが、窓からは目の前のレマン湖とアルプスの山を望めることができる。
老後は小さな家に住みたいとジュネーブ行きの電車で思い巡らしました。
https://www.villalelac.ch/fr
ジュネーブの友人夫婦(エルベとシルビア)と週末マットンへ。エルベはキノコ博士。雨が降った後、1人で山を登って、沢山のキノコを採ってきた。マットンの周りには実はキノコスポットが沢山あるというので、翌日シルビアと私もキノコ狩りについていく。
沢山採れたChanterelle(日本語アンズダケ)は、グリルにして食べた。もう一つのBoletはポルチーニとも言われる高級キノコ。これもグリルして美味しく食べました。
雨が多い週末だったけども、キノコ好きのひとにはたまらないお天気だそう。
天気がいい日曜日。ゆっくり起きて、ブランチして、「 青天を衝け」見てから、JJと家の近くを散歩。日曜日なのに、公園近くのアイス屋さんは開いている。このお店はつい最近知ったのだけど、おばさんたちの手作りアイスを味わうことができる。今日はカシスとピスタチオを食べた。
バカンスシーズンに入っているからか、公園は普段よりも人が少ない。今晩はサッカーの決勝(イタリア対イギリス)があるので、夜はまたうるさくなるんだろうなあ。先日のイタリアの準決勝の試合後は、朝2時近くまでクラクションの音が鳴り止まなかった。自粛生活も終わり、若者は、毎週末狂ったように音楽をかけて、パーティーをしている。世も末。
コンサートの最後に私もギターで飛び入り参加。懐かしの「Time after Time」と「Stairway to heaven」を一緒に演奏。JJと毎日のように練習をしていたので、そこまで緊張せずに弾けました。JJとRobiの間に入ると、2人がトロンボーンを使って会話しているようで、その対話がとても心地良くて、楽しかった。「Windbone」 の直訳「風骨」をTシャツに印刷して、2人にプレゼント。
30年間、世界中の色々な場所(アフリカ、アメリカ、ロシア、中国、ミャンマー、シャモニーの山の上、等々)でツアーをして、2人の間には、いいことばかりではなかったらしいが、それでもこんなに長く一緒に演奏していることは尊敬に値する。10年後、20年後もまた一緒にお祝いできますように。
Viva Windbone!
JJとRobiのDuo、Windboneの30周年記念コンサートを原鳥事務所で開催。前日に、壁に2人の今までのツアーの写真を飾る。
演奏が始まったとたん、外は暗くなり、雷が鳴り、すごい雨が降ってきた。さすがは、JJ、又の名、雨男。屋根にあたる雨音と窓から入ってくる風の音と一緒に2人の奏でる音楽が部屋に響いた。
マスク着用で聞くコンサートは普段のものとは異なるけれど、みんな声を揃えて、久しぶりに生で音楽を聞けて良かったと言ってくれました。
山で美味しいお肉を食べている間、JJは冷凍の海老天ぷらを食べていた。
photo by JJ
久しぶりに山へ。週末は友人夫婦も泊まりにきた。天気が良かったのは最初だけで、あとは雨のち曇り。そんな悪天候でも、外にグリルを置いて、村のお肉とソーセージを焼き、今年初のバーベキューをした。
マットンの村人の多くは農家の人たち。村の数カ所に冷蔵庫が置かれており、その中にお肉やチーズ、ジャム、時には、手作り鍋つかみ等が売られている。季節によって品揃えも異なるが、新鮮なお肉や乳製品は、お店で買うよりもだいぶお得だ。無人なので、代金を冷蔵庫に併設されている箱の中に入れておく。最近は電子マネーも扱っていて、農家の人たちもハイテクになっている。
外が賑やかだと思ったら、牛たちが家の草を食べていた。沢山食べて、美味しいお肉になってください。
連休の中日(明日はペンテコステの月曜日で休日)。雨が降ったり止んだり天気は不安定だけど、晴れ間に近くの公園まで散歩。マスクをつけている人は皆無。みんな好きなように、体を動かして、ペタング、卓球、アクロバット、縄跳び、綱渡り、ランニング等々、各々が外で楽しんでいる。町の人の多くは、休日は、近くへハイキングへ行ったりするので、町中は意外と静か。JJは仕事でいないので、しばらくボーッと1人で公園で過ごして、家に帰りました。
今日は大切な友達 Juttaの命日。最後に会ったのが、共通の知人の事務所で行われたパーティー。JJとJeanがパーティーでの生演奏を頼まれ、この写真は2人の演奏が終わってから、私が撮ったもの。大酒飲みで、パーティーでも帰ろうとする私たちをずっと引き止めて、一緒に飲もうと誘ってきた。
「昔は良かった」と、懐古主義には浸りたくないけれど、2年前はこうやってみんなで楽しく集まることができた。一緒に撮った写真の中のJuttaは、どれも笑っている。Juttaと過ごした時間は短いけれど、このキラキラ輝いていた時間は、いつまでも忘れない。
コロナだけでなく、イスラエル、パレスチナ、ウイグル、ミャンマー、世界中で争いが絶えない。自己中心的なエゴや宗教が不幸を生んでいるとしか思えない。みんなが笑って、みんなが幸せに暮らせる日が来ることを信じて、今日も頑張っていこう。
天気がいいので外でお昼ご飯を食べていたら、やっぱり遊びにきてくれた。
harappaのHPを見て、是非、家に障子(仕切り戸)を作って欲しいとの電話がかかってきた。早速、その方のお宅を訪問して、場所を見学。大きな一軒家で、リビングと寝室に設置予定。現場を測量して、大工さんとメタル職人さんからも見積もりもらって、プランを提出したところ。いい返事が貰えるといいな。
山で、障子の紙貼り作業してきた。和室の障子は、行く度に穴が増えてる。ついでに、雪や雨で汚れていた窓も掃除をする。窓掃除すると、無心になれて、終わった後は不思議な爽快感があるが、すぐに全身筋肉痛に襲われた。
JJのトリオdialogue(s)のコンサートがジュネーブで行われた。コンサートは生配信。私は家から視聴。映像は途中で止まったりしたけれど、いい音だった。
コンサートの自粛がやっと緩和され、少人数ではあるけど、再び人を呼べることができるようになった。配信コンサートはこのまま一つの可能性として残っていくだろうが、スタンダードにはなってほしくない。やはり生で音楽に触れられることが、どれだけ幸せなことか、自粛中に改めて思いました。
チューリッヒはやっと春らしいお天気。テラス席も開放され、どこも人で溢れかえっている。マスクつけている人も以前より少なくなっているかも。まだまだ気を緩めないでいきましょう。
散歩帰りにClaudeに遭遇。日向ぼっこして気持ちよさそうに寝転がっていた。頭を撫でてくれと哀願するように、こっちを見てくる。可愛いね。
イースター休み。JJはチューリッヒで仕事があったので、私1人で山へ行ってきた。途中から、友達も遊びにきた。ずっと天気が良く、毎日散歩へ行く。山道はまだまだ雪も残っていて、スキー客もちらほらいる。
普段のイースターは家族みんなで集まって春の訪れを祝うものだけど(詳しく言えば、キリスト教のお祝い)今は家族での集まりも人数制限があり、大人数で会わないようにしている人たちが多い。それにもかかわらず、スイスの南部のイタリア語圏はバカンス客で溢れかえっていたり、国内の移動は躊躇なくしている人たちが多い。来週までコンサートやイベントは自粛されているけれど、この状態は、まだまだ続きそう。
来週から、Biel/Bienneの建築事務所で働くことになった。Bielは、チューリッヒから西へ、電車で1時間かかる、フランス語圏とドイツ語圏の境の町。住んでる人はほぼ、みんなバイリンガル。(因みにチューリッヒはドイツ語圏)
3月に入ってから、建築事務所にコンタクトを取って、面接して、とんとん拍子で決まった。不思議なぐらい、やりとりが上手くいって、正直驚いている。働いている人は少ないけれども、とても広い仕事場で(元石鹸工場)窓からはジュラ山脈が見える。勤務条件も環境も申し分ない。そして、犬もいる。
ここ最近は、私もJJも不安な生活が続いていたけど、ようやくちょっと光が見えてきた。もちろん、コンサートは全然ないし、あっても、無観客の配信ばかりだけれど、新しい環境で新しい人たちと働けるのが楽しみ。
写真は、チューリッヒのアトリエの窓からの風景。相変わらず、この建物のどこかで工事の音が聞こえるけれど、それを除けばいい場所なので、当面の間、借りておく。
最近のヒット菓子「かりんとう」。小麦粉、砂糖、重曹だけで簡単に作れる。素朴で美味しい。手作りなので、硬さはバラバラだけど、それもまた良い。衣を黒砂糖で作ったり、生地に胡麻を入れたり、作り方がシンプルな為、色々なバリエーションが楽しめる。山盛りに作ったかりんとうも、2日で無くなった。また作ろう。
2月末まで、自粛生活が延長された。JJと山へ。丁度、学校のバカンス時期と重なり、山も、スキーやそりをする家族が沢山、来ていた。
先月来た時に比べ、天気がよく、毎日近くを散歩した。途中からジュネーブの友達も加わり、賑やかになった。散歩コースにあるテラスから雪玉を落として、誰の雪玉が一番遠くまで転がるか対決したり、無邪気に遊んで、あっという間に、時間が過ぎた。
音楽家も、建築家も、今の状況は本当に辛い。前向きにと自分に発破をかけてみるも、仕事でいい返事が貰えなかったりで、簡単に落ち込む。そしてJJに当たってしまって、自己嫌悪に陥いる、負のスパイラルが続く。この閉塞感から、抜け出さないと。
山では、美味しい物を作ってみんなで、食べて、一緒に音楽演奏して、リフレッシュできた。村の猫、クロードもちょくちょく遊びに来てくれた。