Stay home

至る所に「家にいよう」ポスターが掲げられている。天気のいい週末の午後、公園は人だらけ。マスクしている人も殆どいない。自粛生活はまだ続く。

confinement

自粛生活が続いている。レストランはテイクアウトのみ営業可能で、外に人が並んている。ここは花屋さんの前。道に人が適度な距離を持って待てるように道路に印が書かれている。みんなオンラインで注文して、お花もテイクアウト。

私たちも極力外に出ないで、買い物も週に2回程に抑えている。4月末に自粛が解禁されるが、おそらく長期戦になるから、無理せず家での生活を過ごしていこう。

普段できない場所の掃除をしたり、時間をかけて料理を作ったり、庭がある人は庭仕事をしたり、この自粛生活でシンプルな生活になっているの気がする。消費する生活でなく、自らの手で自給生活している暮らしが本来の人間らしい生き方なのでは。早くコロナが終息しますように。

lunch

自粛生活が4月26日までと延長された。今日からイースター休みだけども、どこにいも行かず家で過ごす。牛小屋のあるマットン村からも、住んでいる人以外、休みに来ないで欲しいというメールが届いた。村は高齢者ばかりだし、町からウイルスが来たら壊滅する。

普段からお昼は家で食べているので、自粛生活でも変わらず、ラーメンやパスタを作ったり、昨晩の夕飯を温め直したりしてる。JJは、ほぼ毎日、チーズタルトをオーブンで温めて食べている。お昼はいつも、全く違うものを食べているけど、お互い好きなものを食べているので、問題なし。

飛行機が飛ばず、空が青々としてる。どこか行きたい気持ちを堪えて、午後から事務所で老人ホームコンペの仕事。今、まさに、老人ホームで隔離できない人たちの問題が起こっている。コロナに感染し、回復した高齢者の夫婦もいるけれど、余りニュースになっていない。悲しいニュース、数字だけが世に蔓延しているが、不安に囚われ過ぎてもいけないので、好きな音楽をかけながら仕事を続けよう。

 

Fauda

今週はずっと家で仕事。夕方スーパーで買い物行く以外、外出を控えている。JJは、毎日練習室へ行って、普段通り1人で演奏してる。町中もすごい静かで、今の所、買いだめやパニックは起こっていない。みんな従順に規則を守っている。

夜はインターネットの連続ドラマを見てる。最近は、イスラエルのドラマ「Fauda」をずっと見ていたので、その影響を受け、ご飯も中近東風のものを作った。クスクスやフムス、ファラフェルも美味しくできた。今晩はJJが魚のムニエルを作ってくれる。こういう状況だからこそ、家族と過ごす時間を大切にしよう。余り私たちの生活リズムは変わっていないけども。

写真は得意のGâteau de vin cuit。2個焼いたが、JJが大好きなので、すぐに無くなった。また作ろっと。

Nyon

JJのコンサートが4月まで全てキャンセルになった。ジュネーブのフェスティバルは、前日にリハーサルしていて、その間にキャンセルを知り、私も仕事後に行く予定だったので、ジュネーブの隣町NyonでJJと合流。

JJは暫く、落ち込んでいたが、天気がいいので、旧市街を散歩。この町はJJの生まれた場所。昔の思い出がたくさんつまった道を歩いて、JJの前の奥さんのお店に寄って、この地域の特産品の「キャベツソーセージ」(美味しい!)を買ったり、妹さん家族へ寄って、お茶をご馳走になって、落ち込んだ気分を持ち直しました。

コロナ感染防止で、挨拶のキスや握手もできなくなっている。また5人以上が集まることが禁止されている。みんな家に篭って、フラストレーションが溜まっている。そんな時こそ心休まる音楽が聞きたいんだけどなあ。と思っていたら、JJが毎日色んな音楽を家で奏でてくれるので、当分の間は家でJJのソロコンサートを楽しむとしよう。

ciel blue

マットンの牛小屋が、イタリアの建築雑誌「Domus」の主催する建築賞(銀賞)を受賞した。3月末に北イタリアのFerraraという町で行われる授賞式に私も招待されたが、案の定、現在ヨーロッパでも蔓延しているコロナウイルスの為に、7月に延期になった。

牛小屋のある村から山を越えればイタリア。国境も出入国の制限は今の所かかっていないから、ウイルスは増々増え続けるだろう。JJが呼ばれているフェスティバルもキャンセルは免れたが、お客さんにイタリアやアジアに行っていなかったどうか、入る際にチェックをするそう。主催者側も大変。

スイスでは、マスクをしている人は殆ど見かけないが、日本大使館から毎日のように、「コロナウイルス状況」のメールが届き、刻々と増える患者数が不安を感じさせる。メディアが煽っている気がしないでもないが、とにかく、手洗いうがいをしっかりして、免疫力高める食べ物を取っていくしかない。

Genève

コンペの模型提出の為、石膏模型を持ってジュネーブへ。提出を無事終え、ジュネーブにいるJJと合流。JJは4夜連続コンサート。夜はチューリッヒから遊びに来ている友だちと一緒にJJの演奏を楽しんだ。

Baustelle

事務所の入っている建物の改築工事が去年から続いている。その間、泥棒も入ったり(被害は大きくなかったけども)、工事中のセキュリティーの隙をつかれた。改築する意味あるのだろうか。コンクリ壁を壊す作業が始まると、建物全体が揺れて、騒音も激しく、ヘッドフォンで音楽を大音量で聞くことで耐えている。それでも一日中続くと、夜にはぐったり。工事している人が一番大変だろうけども、静かに仕事ができるのは、いつになることやら。

mathon

マットンのお風呂の浴槽を作って下さった岐阜の会社の社長さんと一緒にマットンへ行く。着いた日は晴れていたが、夜から雪。社長さんも、ここで自社のお風呂に再会し、喜んでいました。お風呂のことだけでなく、建築、音楽、世界情勢等、色々話は尽きませんでした。

翌日、バスを待っていたら、クロード(本名トム)登場。脇目も振らずに、道路をずっと舐めてる。なぜだろうと思ったら、除雪の為に、塩を撒いていたからだ。塩味の道路、そんなに美味しいのかな。喉が乾きそうだけども。

Bonne année!

明けましておめでとう。1月ももう半ば。年末年始の休みを取らず、去年から続けていたジュネーブのコンペを無事提出。模型屋さんにも模型を頼んで、午後は休みにする。

天気も良いので、JJと散歩。家の近くの美術館で「インドの布」展を見に行った。この美術館、オープンしたのは5年位前なのに、中に入るのが初めて。展覧会最終日に近いからか、平日午後なのに、意外と混んでいた。

展覧会自体は、余り真新しいものはなかったけど、美術館(Christ&Gantenbein)はスイスらしいディテールが多くあり、色々参考になりました。

帰りも川沿いを歩いたらすぐ家に着いた。チューリッヒ、まだまだ知らない場所が沢山ある。今年はもう少し家から出て、活動的になろうかな。

2週間後の模型提出をもって、コンペが終わる。それまで気を緩めず、頑張っていきましょう。今年もどうぞ、よろしく。

Joyeux Noël!

朝一番の電車でジュネーブに住むJJの従姉妹ファミリーの家へ。お昼から一緒にブランチ。90歳近い大叔母さんを囲んで、食べて飲んで、おしゃべりして、とてもいい時間を過ごしました。色んな世代がいて、色んな背景を持った人たちだけども、みんな個性的で、話好きで、楽しかった。プレゼント交換はしないという約束だったけども、お土産を沢山もらって、行きよりも帰りの荷物の方が多くなった。2020年も家族や友人たちとの時間を大切にしていこう。

Guetzli

毎年恒例のクリスマスクッキーを友人たちと一緒に作る。午後開始して、夜には色々なクッキーがテーブルに並ぶ。家の中はクッキーの甘い匂いでいっぱい。JJは味見といいつつ、全部の種類を食べた。

Joyful Noise

今年最後のJJのコンサート。BielのLe Singeで3夜連続で行われた。Hans Koch とMartin Schüztが率いる総勢20名の音楽家が即興で演奏した。JJも知っている人ばかりなので、楽しそうだった。コンサートの始まりも遅く、ハンスの家に戻って、寝たのが4時近く。音楽家のタフさに驚かされる。3日間、お疲れ様でした!

Charlotte Perriand

Foundation Louis Vuittonで行われているシャーロットペリアンの回顧展を見に行く。ここは、持ち物のチェックですごい並んだ。どこもテロ防止のためにチェックが厳しくなっている。

チューリッヒでも以前行われてた展覧会だけども、家具だけでなく、彼女が設計した住宅や休暇村の図面もあって興味深かった。コルビュジエに対して、女性らしさというか、所々にさりげなく曲線が使われている。思わず触りたくなってしまうデザインのものが多かった。

このFoundation Louis Vuitttonは、ゲーリーの設計。ファサードは主張が激しく、中の動線はメチャクチャだし、なんだか落ち着かない建物でした。外の水場は唯一ホッとする場所だった。

paris

まりっぺがフランスのペルピニャンでSavateの決勝。惜しくも優勝を逃すが、準優勝でもすごい! 試合が終わってパリでしばらく練習するというので、1人で会いに行く。お昼にリヨン駅について、Bastilleのマーケットで早速、牡蠣を食べた。スイスでは滅多に牡蠣は食べられないので、パリに来たらやっぱり食べてしまう。

まりっぺと会うまで時間があったので、ひたすらセーヌ沿いを歩いて、レアールの本屋さんへ。クリスマス前の日曜日ということで、すごい混雑していたけど、気にせず、本を沢山買いました。スイスは本もフランスの倍ぐらいの値段。

夜、まりっぺに再会。顔の青あざが痛々しく見えたが、怪我はなく、安心しました。他のSavate選手たちも一緒にOdeon近くの中華レストランへ。食べたいものを沢山頼んでみんなでシェア。