Prix Lignumの表彰式へゼノと行く。マットンの牛小屋が、スイス国内でここ3年間に建てられた木造建築(新築/改築)の中で、スイス東地区の特別賞に選ばれたのだ。
表彰式は、チューリッヒとマットンの間に位置するランドクワートという町の大きな木の工場内で行われた。
州からは114件の応募があり、その内のベスト10。審査がある時、私はたまたまマットンで仕事をしていたので、審査員に建物についてだけでなく、牛小屋の歴史の話もすることができた。彼らも、外から見るのと、実際に中に入ってみると違うことに驚いていた。
表彰式の後は、アペロ。マットンに来た審査員の人とも色々話す。1位から3位までは、巨大な木造建築で、受賞の裏には、なんだか政治が関わっていそうなのだけど、その中でも牛小屋は、異色を放っている。木が持つ、強さとしなやかさを見せている。
審査員との話が弾んで、案の定、帰りの電車に乗り遅れる。30分かけて駅まで歩いて、チューリッヒへ戻りました。